天然乾燥材の構造材についてのお話

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家を長持ちさせるための天然乾燥材の構造材についてのお話

2021/01/25

今日は久しぶりに天気が良くて月が出ています。

コロナ、ワクチン、アメリカ大統領選と心が穏やかにありませんが、月が見える日には空を眺めて心を穏やかにすることにしています。

 

ブログでも何度かお話している月齢伐採された天然乾燥のお話です。

 

柱・梁・土台などの隠れて見えないところのお話は大変重要ですが、見えないため重要なことがお客様に伝わらないところです。長く家を持たせるために本当に大切な部分ですので是非最後まで読んでいただければと思います。

 

耐震等級いくつだと安心なのか?と良くいわれますが、その前に使われる木材がどのような木材を使用されているかが重要です。今日は樹種のお話ではなく、人工乾燥の木と天然乾燥の木についてお話したいと思います。

 

木を木材として使用する際には、乾燥させなければなりません。何故かというと乾燥させないと木が反ってしまうからです。昔は木を乾燥させる炉が無いため一般的に天然乾燥で木を乾燥させることがあたりまえでした。けれど戦後は熱を加えて強制的に乾燥させる人工乾燥を行うことが主流となります。人工乾燥のデメリットは乾燥温度が高いため木材を劣化させてしまいます。

劣化させるということは具体的に木の寿命が短くなり、木の粘りがなくなり、木の成分の中にあるシロアリに食べられなくなる成分までがなくなってしまうのです。

 

人間の体で例えると、骨(構造材)は人間にとってとても重要な一部です。その骨がスカスカになって粘りの無い骨になってしまうのです。

 

 

お勧めしている天然乾燥の木は、伐採した後に枝葉をつけたまま山林に3か月以上放置して葉が枯れるまで自然乾燥させます。(葉枯らし乾燥)そうすることによって木の水分が半分程度減ります。そして風通しの良い倉庫に伐採してから1年以上乾燥させます。そうすることによって粘り強くて収縮・反りなどの狂いが少ない木となり、さらに木が自分を守る成分(フェノール成分)があ残っているため、シロアリ・カビ・腐朽菌に強くなります。

 

天然乾燥材を人工乾燥材と比較をまとめると

 

・強度が強い(粘り強い)

・シロアリに強い(防蟻処理は必要ない)

・カビ・腐朽菌が発生を抑えられる。

 

などの効果があります。

さらに刈る時期によってもシロアリ、腐朽菌が繁殖を抑えられるのです。写真の左が満月に刈った木です。シロアリにたべられています。

そして右は新月に伐採された木です。シロアリにほとんど食べられていません。

ご興味ある方は製材所を見学できますので、お気軽にご連絡ください。

 

製材所は天竜TSドライシステム

住所:静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家3818-11

 

構造見学会を半田で行っています。御興味ある方は予約制ですがお気軽にご連絡ください

TEL:0569-43-0316

mail:info@s-cycle.net

 

ではまた!

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